高校生にとってのLINEの位置づけが、SNS上で大きな注目を集めている。
きっかけは、大学院生の@seriserimisaさんの「高校生にとってLINEは、年上の人と連絡を取るために仕方なく使っているアプリのようです」というコメントでした。私たちにとってのFacebookのメッセンジャーみたいなものですね。という投稿をしたのは、高校生の@seriserimisaさん。投稿者に聞いてみました。
写真】注目を浴びた投稿。大人の皆さん、落ち着いてください
日本では、2000年代に全盛期を迎えたmixiを皮切りに、若者は毎年のように新しいSNSにシフトしています。全世代向けというイメージのあったLINEも、今や10代向けの古臭いツールに過ぎない。
seriの投稿に対し、SNSユーザーからは「LINEよりInstagramの方がどう考えても使えない……使い勝手が悪そう……」というコメントが寄せられている。
“InstagramのDMが基本のようです! “連絡先を交換しよう=Instagramでフォローし合おう “ということらしいです。
(外で遊ぶ人、友達と飲みに行く人)→Instagram、Tiktok、Zenly、YouTube(基本室内、VCしながらゲーム、同時にアニメを見る)→Disco、Twitter、YouTube「若者目線で言うと、私の周りの人はほとんどこんな感じです。
“都会 “か “田舎 “かにもよりますが、私の住んでいるところでは、LINEは持っていても、親や親戚しか使っていない人が多いんです。実際そうなんですよ。
など、投稿者には驚きと共感の声が続出しました。
投稿者に聞きました
お話を伺いました。
この話を聞いたとき、どのような状況だったのでしょうか?また、聞いたときの印象はいかがでしたか?
seri:電車に乗っているときに、高校生が「LINEを交換しようと言ってくる人は、おばさん感がある」と言っているのを聞きました。その後、大学生の友人が「高校生はLINEを使わないって聞いたよ」と言うのを聞いて、もしかしたらその話は本当なのかもしれないと思いました。
私は22歳ですが、LINEよりも新しく知り合った人とInstagramでやりとりすることが多いので、「そうなのかもしれない」と思いました。でも、高校時代の友達とは基本的にLINEでやり取りしています。
ーーFacebookやメッセンジャーにはどのようなイメージがありますか?
seri:私は20歳の時に飲食店の経営をしていて、就活の時も会社の人と直接連絡を取っていたので、メッセンジャーは20代後半から上の人と連絡を取るものというイメージがありますね。経営者がメッセンジャーを使うというイメージがあります。
ーーこれまでのコメントや反響を踏まえて、感想をお願いします。
瀬里:ここまでバズるとは思っていなかったので、驚きました。また、私たちが利用するSNSは、個人の感性、現実の人格、ネット上の人格で選ばれているのだということを改めて実感しました。このツイートをきっかけに、Z世代へのマーケティング方法の模索や、Z世代とMZ世代、上の世代との橋渡しをするコミュニケーション方法の工夫が進むといいなと思います。
◇ ◇ ◇
読者の皆さんは、普段どんなツールを使ってコミュニケーションをとっていますか?何が良くて何が悪いということはありませんが、接する年齢層によってツールを使い分けるということを念頭に置いておくといいかもしれませんね。